2021.03.10
藤袴葛図蒔絵二段小箱
三田村自芳 作
日本画のような、肉厚に描かれた藤袴と葛。
二段の箱の周囲にも葛の蔓が纏わりつき、葛の葉は置平目という技法を使うことでますます立体感を増しています。
箱の縁と蝶の形の紐金具は銀です。
三田村自芳1886(明治19年)~1979(昭和54年)は、七代目赤塚自得の元に13歳で弟子入り、1番弟子になり江戸蒔絵の正統を継ぎました。
日本画も修め抑揚のある作品を多く残しています。
サイズは 縦横13.2×10、高さ9.3です。