1. まほら
  2. 明治工芸

明治工芸

江戸時代に藩主たちのために作った
印籠や刀装具は
安定した政権下で
装飾性の高い美術品となっていきました。
初期は将軍や大名たちが、
後期になると豪商たちがパトロンとなり、
日本の美術工芸は技術力を高めました。
明治工芸はその技術的な高い素地の上に、
開国によって
吹き込まれた
新しい文化を結実させたものでした。

七宝香合:
富士と湖 林小伝治作
Cloisonné incense container by HAYASHI Kodenji

日本は陶磁器・金工・蒔絵・七宝などの
工芸品を
主要製品として輸出しはじめ、
その美しさと技術力の高さは
ジャポニスムや
アールヌーボーに大きな影響を与えました。
まほらでは、清水三年坂美術館の館長である
村田理如が選びぬいた
銘品をはじめ、
他では出逢えない貴重な
作品を多数取り揃えています。

扇面型蒔絵箱
Lacquer box

緑毛亀蒔絵金工玉手箱
Lacquer box with metal work